※こちらは本文からの脱線話です。
【本文はこちら】
あくまで脱線なので文字主体で読みにくいかと思いますが、興味ある方はどうぞ。
ということで脱線開始です。
5〜6年前までの自分はエレキギターとアコースティックギターの仕事が半々くらいのミュージシャンでした。それが徐々にアコースティックに寄っていったのは、恐らく変なこだわりに端を発していると思います。
それはデュオの伴奏のときにストローク(ギターの奏法の一つ)をしないこと。
バンドサウンド内でのアコースティックギターの役割として、あるいは歌を歌いながらギターを弾く際に、ストロークはリズムとハーモニーを同時に成立させる、とても有効的な奏法です。また演奏ミスの少ない比較的安定した奏法でもあります。
ただ、わざわざ伴奏者としてギターを弾くためだけに呼ばれた身としては(あいにく歌は大昔にセルフNGが出ております)ストロークでギターを掻き鳴らすだけの伴奏はなんか違うと思ったんです。
だってピアノならちゃんとイントロにメロディーがあって、歌の合間にソロがあって…きちんとメロディーとハーモニーがその楽曲を形作っていることが分かります。
でも終始ストロークで終わってしまう伴奏だと、楽曲がただのコードの羅列に聴こえてしまうのです。(勿論そうなっていない素晴らしい奏者の方もいらっしゃいますが、残念ながら比率としてはかなり少ないように感じます)
だからといって”全くストロークをしない”というのは今振り返ってみればかなり極端な決断だったように思いますが、おかげでピアノのようにメロディーとハーモニーの両方からアプローチする演奏スタイルを身につけることができました。
イントロや間奏のメロディーを採譜してギターで弾けるように運指を考えたり、ときには少しフレーズを変えてでもなんとかメロディーとハーモニーを同時に成立させようと躍起になった日々は、今futarinoteの楽曲を成立させる上で大きな糧になっています。
一瞬futarinoteの話に戻ってこられましたが、まだまだ脱線は続きます←
こうして作りあげた演奏スタイルのおかげか、デュオ形態での演奏依頼をいただくことが増え、徐々にアコースティック形態の演奏比率が増えていきました。
特にクラシックの奏者がポップスを演奏する際の伴奏依頼が多かったため、扱う楽器は自然と響きの柔らかなナイロン弦を用いるガットギター(クラシックギター)になりました。
ボーカリストの伴奏をする際も、ストロークの歯切れを求めないのであれば声の音域を邪魔しないナイロン弦の響きが適していると思い、ポップスの現場にもガットを持ち込むようになりました。
最初はエレガットと呼ばれるナイロン弦をピエゾピックアップ(説明しようと思ったけど難しいからやめときます)で増幅して音を鳴らす楽器を使っていましたが、徐々にピエゾの電子的な響き(特に強いアタックで弾いたときの音割れ)に嫌気が差して、今の無加工のギターにマイクを外付けするスタイルになりました。
サウンドホールの中にマイク引っかかってるの分かりますかね?
勿論ここまでには散々試行錯誤しましたが、徹底してアコースティックな響きに拘ったおかげで、ようやく納得のいく音作りが完成したと思います。(とはいえまだまだこれからもより良い機材を探し続けるとは思いますが)
演奏スタイルと楽器(機材)、この二つが揃った状態でfutarinoteを始められたのはタイミングが良かったとしか言いようがありません。
ようやく脱線終わり。
【本文に戻る】
【本文はこちら】
あくまで脱線なので文字主体で読みにくいかと思いますが、興味ある方はどうぞ。
ということで脱線開始です。
5〜6年前までの自分はエレキギターとアコースティックギターの仕事が半々くらいのミュージシャンでした。それが徐々にアコースティックに寄っていったのは、恐らく変なこだわりに端を発していると思います。
それはデュオの伴奏のときにストローク(ギターの奏法の一つ)をしないこと。
バンドサウンド内でのアコースティックギターの役割として、あるいは歌を歌いながらギターを弾く際に、ストロークはリズムとハーモニーを同時に成立させる、とても有効的な奏法です。また演奏ミスの少ない比較的安定した奏法でもあります。
ただ、わざわざ伴奏者としてギターを弾くためだけに呼ばれた身としては(あいにく歌は大昔にセルフNGが出ております)ストロークでギターを掻き鳴らすだけの伴奏はなんか違うと思ったんです。
だってピアノならちゃんとイントロにメロディーがあって、歌の合間にソロがあって…きちんとメロディーとハーモニーがその楽曲を形作っていることが分かります。
でも終始ストロークで終わってしまう伴奏だと、楽曲がただのコードの羅列に聴こえてしまうのです。(勿論そうなっていない素晴らしい奏者の方もいらっしゃいますが、残念ながら比率としてはかなり少ないように感じます)
だからといって”全くストロークをしない”というのは今振り返ってみればかなり極端な決断だったように思いますが、おかげでピアノのようにメロディーとハーモニーの両方からアプローチする演奏スタイルを身につけることができました。
イントロや間奏のメロディーを採譜してギターで弾けるように運指を考えたり、ときには少しフレーズを変えてでもなんとかメロディーとハーモニーを同時に成立させようと躍起になった日々は、今futarinoteの楽曲を成立させる上で大きな糧になっています。
一瞬futarinoteの話に戻ってこられましたが、まだまだ脱線は続きます←
こうして作りあげた演奏スタイルのおかげか、デュオ形態での演奏依頼をいただくことが増え、徐々にアコースティック形態の演奏比率が増えていきました。
特にクラシックの奏者がポップスを演奏する際の伴奏依頼が多かったため、扱う楽器は自然と響きの柔らかなナイロン弦を用いるガットギター(クラシックギター)になりました。
ボーカリストの伴奏をする際も、ストロークの歯切れを求めないのであれば声の音域を邪魔しないナイロン弦の響きが適していると思い、ポップスの現場にもガットを持ち込むようになりました。
最初はエレガットと呼ばれるナイロン弦をピエゾピックアップ(説明しようと思ったけど難しいからやめときます)で増幅して音を鳴らす楽器を使っていましたが、徐々にピエゾの電子的な響き(特に強いアタックで弾いたときの音割れ)に嫌気が差して、今の無加工のギターにマイクを外付けするスタイルになりました。
サウンドホールの中にマイク引っかかってるの分かりますかね?
勿論ここまでには散々試行錯誤しましたが、徹底してアコースティックな響きに拘ったおかげで、ようやく納得のいく音作りが完成したと思います。(とはいえまだまだこれからもより良い機材を探し続けるとは思いますが)
演奏スタイルと楽器(機材)、この二つが揃った状態でfutarinoteを始められたのはタイミングが良かったとしか言いようがありません。
ようやく脱線終わり。
【本文に戻る】