ギタリスト 舩冨光曜のブログ

ギタリスト 舩冨光曜(ふなとみこうよう)のブログ兼ホームページです。

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久しぶりの機材レビューです。てか演奏スケジュール以外でブログ更新するのいつぶりよ。


最近はもっぱらTwitterで140文字が限度の投稿しかしてないので、たまには長文書かないと文章力落ちそうやなと思って頑張ってみました。あと、普通にいい機材なので是非オススメしたい。特に小さいお店でのソロギターや弾き語りが多い人や、生音に近い出音を目指している方は購入する価値有りです。


d:vote4099シリーズのサウンドをブラッシュアップしたd:vote CORE4099シリーズ。CORE テクノロジーにより、
というわけで、今年初めに購入した「DPA VO4099G」という外付けコンデンサーマイクについて。


今回は主に現場での使用感について書くつもりなので、仕様とか詳しいデータとかを知りたい人はここ見てください←



そもそもまずなんでこの機材を購入したかというと、前にレビューを書いたGodinのGrand Concert Duet Ambianceというエレガットの出音にだんだん不満が出てきたのが発端でした。全然悪い楽器じゃないんですが、もっと生音に近い感じの出音が欲しかったんですよ。


そこで所用で東京に行った際に回れる範囲の楽器店を回ってひたすらエレガットを弾き続けたわけなんですが、やっぱりどこまでいってもエレガットはエレガットって感じで、生の音とは違うんですよね。70万〜80万クラスの楽器まで(というかその価格帯までしかなかった)触りましたが、程度の差はあれ、どれもピエゾのニュアンスが残ってるんですよ。


そんなこんなで、ちょっと途方に暮れかけながら最後に回った御茶ノ水のクロサワ楽器 Dr.soundで店長さんから「そこまで生音にこだわるならいっそ加工されてないクラシックギターを購入されてはいかがですか?」と勧められたわけです。


最初は「は?」ってなったんですけど、よくよく話を聞いてみると無加工でも使える外付けマイクがありますよってことで、今回レビューする「DPA VO4099G」を紹介していただき、試した結果、即購入を決めました。なんせほぼ生の音をそのまま増幅したような出音だったんですよね。弾いた瞬間「あ、これやわ」ってなりました。


DPA VO4099G レビュー用写真 1
(DPA VO4099G…左から接続用ケーブル、ギター用クリップ、変換アダプター(キャノンオス)、グースネック付きコンデンサーマイク)


そして無加工で使えるということは、楽器本体にこだわれるということです。高い楽器に穴開けるのって物凄い抵抗ありますもんね。100万超えるような楽器に穴開けるとか少なくとも俺には無理。


ちなみにそこからまたマイクを装着する楽器本体を選ぶのに物凄く時間かかったんですが、そこは今回関係ないので割愛させてもらいます。



さて、ここから本筋の使用感についてですが、まず出音は先述した通りかなり生音に近いです。マイクの取り付け位置やEQでも結構出音が変わりますが、どんなセッティングにしても生音感はサウンドシュミレーターやピエゾピックアップと比べると雲泥の差です。


DPA VO4099G レビュー用写真 2
(ホディ下側からの取り付け)


こんな感じでクリップにマイクを取り付けて装着します。最初はネット検索で見つけた写真を参考にして下から装着してたんですが、低音の厚みと、あと少しでも音量が欲しかったので最近はこんな感じで上から装着しています。


DPA VO4099G レビュー用写真 3
(ホディ上側からの取り付け…普段はもっとサウンドホール寄りに装着してます)


欲を言えばセンターからでも捉えられるようにグースネック部分の長さがもう少し欲しい(多分5cmくらい足りない)ところですが、そこはEQ次第でどうとでも対処できます。


あと一応、延長用グースネックもある(長さは8cm)みたいです。販売してるサイト見たら大体1万円くらいするので、さすがにちょっと割高かなと思ってしまいますが。それにしてもオープンプライスってまじで謎。ちゃんとオープンにしろよ。



というわけで出音はほとんど問題なかったんですが、ここから音量とハウリングに悩まされることに。なんせコンデンサーマイクなので、繊細なんですよね。アンプやスピーカーからの影響をモロに受けちゃう。


買った当時はずっとRolandのAC-60で鳴らしてたんですが、もう少し音量欲しいなと思ってもハウリングするから上げられないって状況がしばらく続きました。


結局、エレガットのときには全く必要のなかったアンチ・フィードバックシステム(ハウリング・ポイントを自動検出するオート機能)を使うことである程度の音量を稼ぐことはできるようになったんですが、現状では歌や木管楽器とのデュオがせいぜいといった音量です。ピアノや金管楽器相手だとだいぶ足りない。


今以上の音量を出そうと思ったら別の機材(ダイナミックマイクやピエゾピックアップ)を使った補助が必要でしょう。これは今色々試しているところなので、もう少し運用の目処が立ったら(そして書く気力があれば)また記事にしようと思います。


DPA VO4099G レビュー用写真 4
(ちょっと分かり難いですが、Roland AC-60での運用…1番施行回数が多くて安定している運用方法です。コツはアンプからの出音が楽器に直接向かわない位置に陣取ること。それにしてもファンタム電源が取れる上、アンチ・フィードバックシステムが搭載されてるAC-60が優秀過ぎる)


DPA VO4099G レビュー用写真 5
(写真右端、DPA VO4099G + ダイナミックマイク…多少はハウリングを抑えつつ音量が稼げました。が、これはモニター環境とPAの方の腕に結構左右されるかも。この日は最後までハウリングと隣り合わせでした。あとピエゾタイプの出音と混ざると、生音感があってもアタック感で勝てないので音抜けが悪く聴こえます。これも今後の課題)



というわけで「出音は問題なし、音量に不足あり」というのが現状使用した上での率直な感想です。小さいお店でのソロ・デュオ演奏なら全く問題ない(むしろ素晴らしい)ですが、お店が広くなったり編成が多くなったりすると現状では対応が難しいという感じです。


使う上でかなりインターネット上の情報漁りましたが、まだまだ全然情報が少ないように感じましたので参考までに書いてみました。もし使用されている方いらっしゃったら是非情報交換してください。

d:vote4099シリーズのサウンドをブラッシュアップしたd:vote CORE4099シリーズ。CORE テクノロジーにより、

インターネット上で最大のインディミュージックストアである、CD Babyに登録しました。

ダウンロード販売のみですが、The jubilaxの2nd Album「ignition」がご購入いただけます。曲単位でのご購入も可能です。ご購入はこちらから。

Facebookページに「Music Store」が設置されましたので、そちらからもご視聴・購入いただけます。("Buy"ボタンを押してカートに入れ、カート内の"Check Out"ボタンを押すことでサイトにアクセスしてご購入となります)


・・・とはいえ海外のサイトで価格もドル表記ですから購入するのは少し抵抗がある、という方もいらっしゃるかと思います。

そんな方に朗報(?)です!

「ignition」がiTunes Storeからご購入いただけるようになりました!

更に、近日中にはAmazon MP3からもご購入いただけるようになります。

いずれも是非チェックしてみてください。


CD BABYについて(補足):
日本ではまだあまり知られていませんが、デジタル音楽業界では強い勢力を誇り、32万5000人を越えるレコーディング・アーティストを抱えるアメリカの音楽会社です。最近では日本語窓口ができ、日本国内向けのサービス導入も少しずつ進んでいます。先日説明会に参加してきましたが、なかなかミュージシャンに良心的な方針の会社のように感じました。アーティスト登録は無料なので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

関西ツアーに引き続き、今度は関東ツアーのレポートです!


初日は横浜、Hey-JOEというお店。ギタリストの大橋勇武さん紹介で、大先輩方のオープニングアクトを務めさせていただきました!そして関東ツアーからはドラムに阪本純志、キーボードに半田彬倫の二人をサポートに迎えての演奏となりました。

2014-04-01 - 大熊組セッション at Hey-JOE 1
The jubilaxを代表して、歓喜さんが先輩方と共演。いい感じに盛り上がりました!


2014-04-01 - 大熊組セッション at Hey-JOE 2
恒例の集合写真。先輩方は皆さん本当に優しくて、演奏の前後に色々なお話を聞かせていただきました。


関東2日目は調布GINZにて。歓喜さんの兄妹弟子であり、2年前のツアーでもお世話になったサックスプレーヤー永井泰子さんの企画イベント「寄せ会」に参加させていただきました。

2014-04-02 - 寄せ会 1
勿論ここでもコラボ。歓喜さんと僕が参加して、永井泰子さんのオリジナル曲を演奏させていただきました。楽しかった〜。

2014-04-02 - 寄せ会 2
そして集合写真。お互いメンバーの歳が近かったこともあり、仲良くさせてもらいました。


3日目はライブはお休みでメンバーそれぞれオフを満喫・・・といきたかったのですが、あいにくの雨。。歓喜さんはこの日は雑誌社回りでした。CDの発売情報を載せていただいた「THE SAX」や、来月の発売号に特集記事を載せていただくことになっている「サックス&ブラス・マガジン」でお話をさせていただきました。是非書店でチェックしてみてください。

あと、この日はディスクユニオンというレコードチェーンと契約のお話も進めさせていただきました。この件については後日また詳しくお知らせさせていただきますが、期間限定でTower RecordsやHMVといった大型レコード店での通販に「ignition」が登録していただけることになっています。こちらも是非チェックしてみてください。


そして4日目は赤坂CRAWFISHにて、若手中心のバンド「chicken special」と対バンさせていただきました。

2014-04-04 - The jubilax × chicken special 1
chicken specialの皆さん。若いのにみんな上手!難易度の高いJAZZナンバーやオリジナル曲を聴かせてくれました。

2014-04-04 - The jubilax × chicken special 2
The jubilaxの方は徐々にサウンドが馴染んできていい感じに。


いよいよワンマンライブを迎えたツアー5日目は、自由が丘へ。お昼間、スタイリストの辻礼子さんにご紹介いただいたoff, cafeというお店に立ち寄り、ポスターとフライヤーを置かせていただきました。

そして夕方会場へ。hyphenというお店だったんですが、ここもギタリスト大橋勇武さんのご紹介。

大橋勇武 Live at hyphen 1
まず1st stageはThe jubilaxのみで。この写真は拾い物ですが、構図がお気に入り。

そして2nd stageからはゲストの大橋勇武さんに参加していただきました。
大橋勇武 Live at hyphen 2
あいにく演奏中の写真が無かったのでまた集合写真。大橋さんにはレコーディングからこのツアーまで、本当にお世話になりました。


そしてそして、関東ツアー最終日は吉祥寺STAR PINE'S CAFEにて、トランぺッターの中山浩佑さんの企画「Circle "K" Vol.2」に参加させていただきました!

朝9時入りだったので僕と歓喜さんは前日のうちに吉祥寺に移動してインターネットカフェに泊まったんですが、そんなアドバンテージ感じないくらい朝はしんどかったです。。

2014-04-06 - Circle K Vol.2
それでもイベントが始まるとやっぱり楽しい!中山浩佑さん率いる"Kosuke Nakayama Special Band"は編成も豪華でめっちゃ格好良かったです。特にアレンジが最高でした。歓喜さんをフューチャーしてくれた楽曲なんてVIP待遇過ぎて、、ほんとに有り難かったです。

2014-04-06 - Circle K Vol.2 打ち上げ
この日は15時にはイベントが終了したので、当然その後は打ち上げに!たまたま東京にいたシンガーソングライターの佐藤礼奈ちゃんも混ざったりと、とても楽しい時間を過ごしました。


この日の晩に僕と歓喜さんは関西に帰ってきました。(拓雄は向こうで仕事があって現在も滞在中)帰りの新幹線では疲れ切って僕も歓喜さんもすぐに寝てしまい、あっという間の帰路でした。

ツアーを終えた今も、まだ若干疲れは残っていますが、またこれから関西で頑張っていこうと気持ちを新たにして日々を過ごしています。


どこかのライブのMCで歓喜さんが言っていましたが、ミュージシャンというのは見に来てくださるお客さんや、演奏させていただくお店の方、共演してくれるミュージシャン・・・など、様々な人との繋がりに助けられてやっていける職業です。今回も色んな方に助けていただいたおかげで、ツアーを成功させることが出来ました。

関わってくださった全ての皆さん、本当にありがとうございました。

これからもThe jubilaxをよろしくお願いします。

The jubilax「ignition」レコ発ツアー、まずは関西ツアーのレポートから!正直一日ずつは書いていける気がしないので、困ったときの絵日記風レポートです(笑)


まずは初日、梅田Alwaysでのライブからスタート!

2014-03-27 - The jubilax Live at 梅田Always 1
オープニングアクトを務めてくれた"板野安紘 & 西村琴乃 BAND"。バンド名募集中だそうです。

2014-03-27 - The jubilax Live at 梅田Always 2
初日ということで、がっつりリハーサルをしてからの本番でした。関西ツアーのサポートはキーボードに木村音登、そしてドラムに大先輩の三夜陽一郎さん!

2014-03-27 - The jubilax Live at 梅田Always 3
オマケ。ライブ後、店内の厨房でチヂミを焼く歓喜さん。


2日目は和歌山のDesafinadoというお店。ここのオーナーにはもう5年以上前、KIKUKAというバンドをやっていた頃からお世話になっています。とてもいいお店なので和歌山の方は是非一度行ってみてください。料理も美味しいですよ。

2014-03-28 - The jubilax Live at Desafinado
演奏後は店内で飲んで、すぐ隣りの家に泊めていただきました。まくら付き!・・・って今はあんまり言わないのか?

ちなみにこの日の演奏前、何故か音登が持参していたけん玉が楽屋で大流行り。僕はやったことなかったので適当に眺めてたんですが、何気なく「その技は(他のより)簡単そう」って言ったら「じゃあやってみろや!」ってなって、危うくご飯食べ損ねるところでした。みんなけん玉やるとき集中し過ぎてて怖いわ。


関西ツアー3日目は、いつも「KANSAI HIGH INSTONIGHT」というイベントでお世話になっている本町CROSS BEATにて。レコーディングにも参加していただいた、ギタリストの大橋勇武さんをゲストに迎えてのライブでした。

2014-03-29-02 - The jubilax Live at Cross Beat
大橋さん(写真の一番右側)との共演はこの日で3回目。毎回エネルギッシュで素晴らしいプレイを聴かせてくださいます。そして、楽曲提供していただいた「Deep Throat」はこの日がライブ初演でした。"潜入捜査官"という意味のタイトルにふさわしい、緊張感のある演奏が出来たのではないでしょうか。


そして最終日は、同じ編成のインストフュージョンバンド「Babao」とのVSイベント!会場は歓喜さんのホームグラウンド、伊丹Always。この日だけサポートのドラムが変わって「マーシー」こと深川雅史に叩いてもらいました。

2014-03-30 - The jubilax VS Babao at 伊丹Always 1
Babaoのリーダー、朝比奈栄美さんを迎えての大将戦。楽曲は1st Albumのタイトル曲「It's mine」と、2月のレコ発からやり始めた「Encore」の2曲。盛り上がりました!

ところでこの「Encore」という曲、勿論アンコールのときにやるための曲なんですが、これがややこしい。ドラムのマーシーはこの日「アンコールは何するんですか?」って聞いてきて初めて「Encore」が曲名だったと知り、結局初見で演奏するハメに。何のフェイントやねんと思ってしまうんですが、作曲者の歓喜さんがこの曲名は譲れないと言っているので、今後共演されるミュージシャンはどうぞお気をつけください。

2014-03-30 - The jubilax VS Babao at 伊丹Always 2
最後は仲良く2バンド全員で集合写真。ちなみにこの日の写真はカメラマンの月さんに撮っていただきました。ありがとうございました!


ってな感じで関西ツアーのレポートは終わり!次は関東ツアーのレポート書きます!

THE POCKET - Skype Guitar Lesson

今月から「THE POCKET」というSkypeレッスン専門の音楽教室でギター講師をさせていただくことになりました。

先日最初のレッスンをさせていただいたんですが、思っていたよりも問題なくやっていけそうです。事前資料の準備は必須ですが、そこさえしっかりしておけば、ほとんど通常のレッスンと変わりなく出来るんじゃないでしょうか。Skypeって昔はよく回線が途切れる印象だったんですが、今の通信技術って凄い。

「自宅でレッスンが受けられる」というメリットはなかなか大きいし、インターネットを使ったレッスンや講座はこれからどんどん増えていくでしょうね。

THE POCKETでは、かなり早い段階からSkypeを使ったギターレッスンの仕組みを確立されていて、コースや料金体系はシンプルで分かりやすいですし、無料体験レッスンもありますので、安心してレッスンを受けていただけると思います。

ホームページのコンテンツも充実していますので、興味を持たれた方は是非一度チェックしてみてください。YouTubeチャンネルFacebookページもあります。


最後に、撮影していただいた講師紹介用の動画を貼っておきます。




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